アパホテルとティーケーピー(TKP)による新たなホテル「アパホテル〈京都五条大宮〉」のグランドオープンを記念し、記者発表・開業記念式典が開催されました。
この発表会では、ティーケーピーの河野社長とアパホテルの元谷専務が登壇し、それぞれの立場から開業にあたっての熱い思いを語りました。
河野社長:ティーケーピーのノウハウを活かした新たな挑戦
河野社長は、ティーケーピーが長年培ってきた貸会議室運営のノウハウを活かし、「このホテルはインバウンド客はもちろんビジネス客や学生も快適に過ごせるような空間を創出したい」と述べました。そして「ビジネスと観光の両方の拠点となるようなホテルを目指している」とも強調しました。
元谷専務:アパホテルのブランド力と京都の魅力を融合
一方、元谷専務は、「アパホテルのブランド力と京都という歴史ある都市の魅力を融合させ、新たな宿泊体験を提供したい」と語りました。さらに観光立国としては京都は重要な位置にあり、未進出エリアの五条大宮に進出することで周囲のアパホテルと連携し、海外・国内問わずビジネス出張も観光客もスポーツ団体も修学旅行生も全方位で取り込んで西日本全体を盛り上げていくことを期待していると述べました。
今回のアパホテル<京都五条大宮>の開業は、ティーケーピーのビジネスノウハウとアパホテルのホテル運営ノウハウが融合した、まさに両社の強みを最大限に活かした取り組みと言えるでしょう。両社の代表は、このホテルが京都の新たなランドマークとなり、地域経済の活性化に貢献することを期待していると述べました。
記者からの質問
【フリー】今回のホテルのポイントと特徴を教えてください。
【河野社長】このホテルは、露天風呂客室が3室ありまして、露天風呂付き客室を有するティーケーピー運営のアパホテルのは今回が初めてであります。また、宿泊客を対象とした、レジャー、そして外部アクティビティー施設の情報提供、チケット販売、予約代行等を行うアクティビティツアーデスクというのを設けます。アクティビティツアーデスクの導入というのがティーケーピーで初の試みとなります。京都ということもありまして、観光案内や旅行の相談にも対応することで、観光客の皆様の宿泊拠点としてとしていただき、長期滞在型ホテルを目指していきたいというふうに考えております。
【フリー】このホテルがどのような需要を見込んでいらっしゃるか教えていただけますでしょうか。
【河野社長】ティーケーピーが行うフランチャイズということがありまして、ビジネス需要を中心に取り組んでいきたいと取り込んでいきたいと考えています。今、京都市内では、インバウンドや国内の観光需要の増加にありまして、特に京都駅の周辺のホテルは高稼働高単価となっております。予約も取りづらくなっているんですが、京都タワーホテル、京都駅前のティーケーピー京都ガーデンシティ京都タワーホテルとしてグランドオープンをしています。こちらのホテルはホテルの会議室と宴会場は昨年に比べて大体3割稼働が上がってきているんですね。学会とか研修的ビジネスの利用が非常に好調になっている。今年の10月にはティーケーピー京都四条カンファレンスセンターをオープンする予定です。こちらもこのホテルと連携が可能ですので、宿泊を伴う研修とかセミナー、またインセンティブ旅行にも利用していただきたいと思っております。そういう意味でティーケーピーとしては一応、ビジネスの需要を取り込んでいきたいと思います。さらに、アパホテル様のフランチャイズに加盟しておりますので、アパホテルからの集客による個人、そして今はツアーも入ってくる。ちょっと駅から離れていますけれども、タクシーで来たら1,000円ちょっとで来ることができますので、そちらの価格をうまく調整しながら、このホテルの需要を取り込んでいきたいというふうに思っています。
【京都新聞】アパホテルの中でも値段帯が少し高めの設定をされているされるふうにお伺いしたんですが、このホテルの特徴という話もありましたけれども、どのように使ってほしいとかお伺いできますでしょうか。
【河野】このホテル後で部屋を見ていただきたいんですけれども、もともと新築でWBFホテルだった訳で、非常に奇麗に出来上がっていまして、少し部屋も少し広めに、露天風呂もついている部屋があったりします。どっちかというとビジネスもそうなんですけれども、観光客に非常に特化、もしくはもうちょっと長く滞在するという形で作られている。先ほども言いましたように、タクシーに乗って1,000円ぐらいで来られますし、往復タクシーに乗っても2,000円。目の前にバス停もあって、京都駅まで乗れば5分ぐらい(200円)で行けるというところでもあります。確かに京都駅前は需要がすごくあるんですけれども、京都駅のホテルよりも安くて、しかもきれいで新しくてというふうになれば、それはそれで、またまた新しいマーケットができると思っております。ここに来て徒歩で遊ぶ人観光する人、自転車で観光をする人、もしくはもうオプションプランでピックアップで観光することができますし、グレードの面でも決して悪くない。京都駅にはないんですけれども、こちらを利用してビジネスにも観光にも使えるホテルになると思っています。ここを中心に京都を滞在するホテルになれればいいなというふうに考えております。
今後の展望
質疑応答の時間では、今後の展望について質問が飛び交いました。両社は、このホテルを成功させ、さらなるホテル開発へとつなげていく意欲を示しました。また、地域との連携を深め、地元に愛されるホテルを目指していくことも明かされました。アパホテル〈京都五条大宮〉は、ティーケーピーとアパホテルの強力なタッグによって誕生した、新たなランドマークとなることでしょう。ビジネス客にも観光客にも満足いただける、魅力的なホテルとして、今後の活躍が期待されます。
今回の記者発表会を通じて、両社の代表の熱い思いが伝わってきました。特に、地域社会への貢献意欲は、とても印象的でした。このホテルが、京都の街にどのような変化をもたらすのか、今後も注目していきたいと思います。
株式会社ティーケーピー
代表取締役社長 河野 貴輝
本社所在地 東京都新宿区市谷八幡町 8 番地 TKP 市ヶ谷ビル 2F
URL :https://www.tkp.jp/
アパホテル〈京都五条大宮〉
所在地:京都府京都市下京区南門前町 467 番
URL:https://www.apahotel.com/hotel/kansai/kyoto/kyoto-gojoomiya/