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ミス日本コンテスト炎上:ルッキズム、多様性、そして真の「日本らしさ」

2024年2月、ミス日本コンテスト2024グランプリに選ばれた椎野カロリーナさんの不倫報道が世を揺るがし、グランプリ辞退という事態に発展しました。この事件は、ミスコンテストのあり方や「日本らしさ」の概念について、改めて議論を巻き起こしています。

元記事:https://kokuhaku.love/articles/27027

炎上の背景:ルッキズムと「日本らしさ」

ミス日本コンテストは「内面の美・外見の美・行動の美」の3つの美を「日本らしい美しさ」として審査を行います。

鈴木絢子氏(内外美容家)は、椎野さんの場合は「行動の美にそぐわなかったということで本人が辞退したのではないか、日本人は特に不倫に敏感であり、『日本らしさ』というあいまいな基準が炎上に拍車をかけた」と分析しています。

そして、今回の不倫報道を発端としSNSの指摘が多かったのは、「外見のみを評価するルッキズム的なコンテストは時代遅れ」という声でした。

多様性とミスコンの意義

近年、ジェンダーや人種、体型などにおける多様性を尊重する動きが世界中で広まっています。しかし、ミスコンは依然として白くて細い、いわゆる「モデル体型」の女性が優遇される傾向があります。

今回の炎上では、「多様性が認められる時代に美しさに順位をつけること自体が時代錯誤」という意見も多く見られました。

しかし、鈴木氏はミスコンにも意義があると主張します。ミスコンは、参加者に自信を与え、社会貢献活動の場を提供するなど、多くのメリットをもたらす可能性を秘めているのです。

真の「日本らしさ」とは

鈴木氏は、ミスコンが令和の時代において真の「日本らしさ」を体現するためには、以下の点が重要であると指摘します。

  • 具体的なテーマや評価軸の設定: 単に「日本らしさ」という抽象的な基準ではなく、時代や社会情勢に即した具体的なテーマや評価軸を設定する必要がある
  • 多様性の尊重: 多様性が認められるなら、ある種そのひとつとして、外見のみを評価するコンテストがあってもいい。わかりやすい称号を与えるコンテストは令和であっても必要とされる

ミス日本コンテスト炎上は、ルッキズム、多様性、「日本らしさ」といった様々な問題を浮き彫りにしました。今後は、これらの問題と真摯に向き合い、より時代に即した、そして真の「日本らしさ」を体現するミスコンへと改革していくことが求められるでしょう。

元記事:https://kokuhaku.love/articles/27027

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