赤ちゃんトリケラトプスを守って、恐竜の森を進む約10分
8月20日、北九州・小倉駅前の「あるあるCity」7階にオープンした「VR恐竜 ティラノに見つかるな!トリケラトプス救出ミッション」。
このVRコンテンツの制作を手がけたのは、株式会社往来です。
オープン前に行われたメディア向け体験会で、ひと足早く体験してきました。
VRゴーグルをつけると、目の前に広がるのは恐竜が生きていた後期白亜紀の森。
そこで出会うのが、赤ちゃんトリケラトプスの「トリル」です。
トリルはお母さんとはぐれてしまっていて、一緒に森を歩きながら「マヤママ」を探します。
もちろん、森にはティラノサウルスも。
だんだん足音が近づいてきたり、振動を感じたりして、思っていたよりドキドキします。
体験時間は約10分ですが、実際に自分で歩きながら進むので、「映像を見るVR」というより、本当に物語の中に入ったような感覚でした。
ナレーションは大谷育江さん
体験中に物語を案内してくれるナレーションを担当しているのは、声優の大谷育江さん。
やさしく声をかけてもらいながら進むので、「次はどうすればいいんだろう?」と迷うこともなく、自然と物語に入っていけます。
赤ちゃんトリケラトプスのトリルも、だんだん「守ってあげたいな」と思えてくるから不思議です。
子どもたちも楽しそう
当日は、子どもたちもVRを体験。
ゴーグルをつけて恐竜の世界を歩いたあとには、「怖かった」「楽しかった」といった表情を見せていました。
最大4人まで一緒に体験できるので、親子や兄弟、友だち同士で参加するのも楽しそうです。
芝原先生のお話も面白い
体験会には、このVR恐竜を監修した古生物学者の芝原暁彦先生も登場しました。
お話の中でまず印象に残ったのが、ティラノサウルスとトリケラトプスは、本当に同じ場所にいた可能性があるということ。映画や図鑑ではおなじみの組み合わせですが、「実際に出会っていた可能性がある」と聞くと、一気に現実味が増します。
さらに面白かったのが、VRの中では恐竜そのものだけでなく、植物や地形にも当時の研究が反映されているという話です。
芝原先生のスライドでは、後期白亜紀の環境について、温暖で緑が豊かだったことや、花を咲かせる植物が増えていたこと、セコイアのような大きな木があったことなどが紹介されていました。
「恐竜しか見ていなかったけれど、背景にもちゃんと意味があるんだ」と知ると、もう一度VRに入って森の中をじっくり見てみたくなります。
ティラノサウルスの姿についても、昔は尾を地面につけて上体を起こした姿で描かれることが多かったものの、今は胴体を水平に近く保つ姿で復元されるようになっているそうです。
研究が進むと、恐竜の“見た目”も変わっていく。
この話も、子どものころに見ていた恐竜図鑑を思い出すと、なかなか興味深いところでした。
体験後には、子どもたち向けのミニ勉強会も開催され、芝原先生が恐竜や化石について分かりやすく説明していました。
VRで恐竜の世界を体験したあとだからこそ、子どもたちも「もっと知りたい」という気持ちになりやすそうです。
難しい講義というより、「え、そうなの?」とつい人に話したくなる恐竜の話が多く、大人でも楽しめる内容でした。
夏休みのお出かけにもよさそう
「VR恐竜」は、JR小倉駅から徒歩約3分の「あるあるCity」7階で体験できます。
料金は、小学生500円、中学生・高校生・大学生800円、一般1,000円。
恐竜が好きな子どもはもちろん、「夏休みにちょっと変わったことをしてみたい」という親子にもよさそうです。
ティラノサウルスの迫力を楽しみながら、最後には恐竜のことを少し詳しくなれる「VR恐竜」。
小倉に出かけた際に、親子で挑戦してみてはいかがでしょうか。
「VR恐竜 ティラノに見つかるな!トリケラトプス救出ミッション」
会場:あるあるCity 7階(福岡県北九州市小倉北区浅野2丁目14番5号)
営業時間:12:00~18:00
体験時間:約10分
料金:一般1,000円/中学生・高校生・大学生800円/小学生500円
監修:芝原暁彦氏(古生物学者・博士)
制作:株式会社往来
ナレーション:大谷育江さん